組織で働く人の満足具合をはかる指標として,エンゲージメントというものがあります.これは組織と個人の結びつきを表すもので,帰属意識みたいなものの今風な言い方だと解釈しています.このエンゲージメントが高いと組織としての成果が出やすいんだとか.

とあるところでは,このエンゲージメントというのが低くてなんとかしようという話がありました.エンゲージメントの高い部署と低い部署があって,低い理由はなんだろう?どうやって改善しようか?みたいな話が出ました.

エンゲージメントが低い理由は幾つかあると思います,給与が低いとか,激務とか,やらされ感があるとか.上司がしょうもないとか,同僚がしょうもないとか.

色んな意見があるわけですが,原因をもう少し抽象的に考えると,自責文化か他責文化かの違いなのかな,と思ったんですね.他責文化だとエンゲージメントは伸びにくいと思います.自分がうまく行かないのは他人のせいですもん.そんな自分がうまく行かない現況がいる集団なんてエンゲージしたくないですよね.

 そういえば新卒で入社した会社の新人研修で『人間一人の力なんてせいぜい1~1.2位.だったら他人と強調して1+1が10にも100にもなるように働きましょう』と偉い人が言っていたのを思い出しました.同僚と強調して10倍やそれ以上の力が出せるんだったら,もっと協力して大きな力を発揮しようとなる気がします.こういうのがエンゲージメントを上げる一つの鍵なのかな,とか思います.

じゃあどうしたら自責文化になるのかな,とか考えてみると,一つは評価性があるかなと思います.加点評価か原点評価か.加点評価だとやればやるほど評価が上がるので,他人のせいにしている暇なんて無いでしょうね.他人の至らなさに文句を言っても,それはコントロール出来るものではないし.それより自分の至らないところを改善したほうが成績アップに繋がりますからね.

まぁ,何を言いたいかというと,エンゲージメントが上がらない理由の一つに評価制度の破綻があると思うので,そこらへんの敗北を認めて分析してより良い評価制度にしてほしいものですね.企業文化は評価制度が作り出す部分が大きいのかと.