連日,新型コロナウィルスの報道ばかり.感染者の増減を毎日聞いている気がします.私も『本日は感染者が何人増えた』という情報を追いかけるようになりました.

 

そんな中で,驚いたニュースが有りました.それは台湾は感染者がゼロになったということです.

台湾では武漢で感染者が増えて中国が声明を上げた瞬間に,武漢への便をストップしたとのこと.加えて衛生班が飛行機に乗り込んで,感染の有無を調査したり,公共交通機関を使う場合はマスクの着用を義務付けて,違反した場合は罰金刑にしたり(私はマスクに予防効果があるのかは懐疑的ですが・・).

とにかく徹底しています.

 

一方日本では,日に日に感染者が増えるばかり.日本政府は牛肉券を配ろうとか,マスクを配ろうとかよく分からない対策が目立ちます.別に政府のせいにしたいわけではありませんが,采配には不満です.

日本の遅れが生じた理由は私の知る限り

  • 習近平主席の来日があるんだとかで,3月の上旬まで武漢からの感染者などが入り放題だった
  • オリンピックを予定通り実施するんだと言って,3月の中旬まで感染の疑いがある人が移動し放題だった

この結果,感染経路がよくわからないという事例が増えすぎたように思えます.今となっては,もはや誰が感染しているのかわかりません.

 

私はこうなった原因の一つに,日本の忖度文化があるのではないか?と思っています.タチの悪い感染症が武漢で流行していたことは1月の中旬には分かっていました.この時点で,武漢からの入国を禁止すべきだったのではと思います.しかし3月に習近平主席が来るということで判断を誤りました.

オリンピックも色んな国の損益を考慮した結果,途中まで予定通り行うような運びになっていた気がします.

 

別に忖度そのものが悪いわけではないと思います.忖度先とお互いの利益になるのであれば,好きなだけ忖度すればいいと思います.忖度することで割を食うことがなければ忖度すればいと思います.色んな所に忖度をしすぎて優先順位を間違えるべきではないと思います.

これを機に,日本の忖度文化が再構築されることを期待します.