昨日、AIイラスト生成サービスがリリースされ、その機能について物議をかもしまいした。

さて、何が起きたかというと、アップロードされた画像の絵柄をAIが学習して、似たものを出力するというサービスがリリースされました。これに対して、トレパクされるのでは、とかイラストレータの仕事が無くなるのでは、とか色々と物議をかもしています。

 

私はこういうサービスには非常に興味があります。AI関係の研究開発を仕事にしているのもあります。何より今まで出来なかったことが出来るのでは、と期待してしまいます。

一方で、こういう非難も理解はできます。本当に一般受けの良いイラストが生成されるのであれば、イラストレータの仕事は大幅に減るでしょうね。問題が起きるのも目に見えています。

また個人的には、AI技術が進むと人間が行っていた単純労働が減るものだと思っていました。単純労働の時間が減った分、人間はクリエイティブなことに時間を割くのだと思っていました。ただ、昨今のAI技術の進歩を見る限りでは、AIも音楽を作ったり漫画を描いたり映画を作ったりするようになる気がします。それじゃ人間って何をするんだっけ?となりそうです。・・・と、ちょっと否定的なことを述べてみました。

まあ、でもこういう技術は応援したいです。

 

話は変わって、海外のマクドナルドはタッチパネルで注文して商品を受け取るのに、日本はカウンターで注文をする方式ですね。噂によると、これってマクドナルドの従業員の雇用を守っているのだとか。注文が自動化されると、その分人間の仕事が減りますからね。

ただ技術が進歩して世の中が変わっていくのは止められない気がします。大正時代や昭和時代にあった仕事のいくつかは機械に置き換わっています。そんな風に仕事の置き換わりはどんどん進むのだと思います。

ドローン黎明期もそうでしたが、保守的な判断をしようとすると「やらない方がマシ」という判断にしかなりません。ドローンが空中で停止して誰かの頭上に落ちたら大怪我しますので。そのあと色々な人の活躍により法律が整備されて、だんだんとドローンが普及していきました。徐々に浸透していくのが日本の流れなのかもしれません。

 

多くの人は変化を嫌うのだと思います。リスクが分からないので、もしかしたら自分が割を食うかもしれないので。ただ、自分が変化を受け入れなくても周りで受け入れる人がいるのであれば、その人を起点にどんどん変化は進んでいくのだと思います。変化は止められないです。止められないのであれば、こういう変化は受け入れるべきだと思います。

こういう変化を受け入れないのであれば、例えばギリシャみたいに別の方法で幸福というのを探さなければいけません。