仮説の立て方に感心した話です.

またクラロワの話になりますが,このクラロワというゲームは対戦相手に勝つとトロフィという物がもらえるのです.

このトロフィの数が多いほどそのプレーヤは強いということになります.またトロフィ数が高いと定期的にゲーム内で使えるプレゼントがもらえたりします.なのでこのゲームの目的の一つはトロフィ集めです.

この間クラメンの一人が「どうしたらトロフィ数が上がるんですか?」とチャットで質問しました.

これに対して他のクラメンの一人が次のとおりにアドバイスしていました.

「自分の所属するアリーナ帯でどのカードが多いかをクラロワTVや対戦相手から調べる.そのカードの対策カードを自分のデッキに入れる.対策カードのレベルが足りなければレベルを上げる.流行デッキや流行カードだからといって闇雲にレベルを上げているとお金が足りなくなる」

クラロワにはトロフィ数ごとにステージがあって,使用できるユニットや呪文が異なります.

またこのゲームはユニットや呪文のレベルを上げるのがかなり大変で,自分がよく使うものに絞ってレベルを上げないと非効率になります.

なのでこの方は,「相手がよく使う手を封じるようにレベルを上げれば良いんじゃない?」ということを言っています.

なんとロジカルなことか.

 

結構ボヤッとした質問でしたが,アドバイスした方は上手く拾い上げたなぁ,と感心してしまいました.

ゲーム内のやり取りでしたが,これって問題解決のうまいやり方の一つではないのかなぁと思ったわけです.問題解決というかどちらかというとコンサルティングに近いかな.

これを抽象化してフレームワークにするとこんな感じですかね.

  1. 仮の正解を置く:流行カードを封じ込めればトロフィーは上がる
  2. 正解を確認する方法を想像する:クラロワTVや自分が対戦したデッキから何が流行っているのかを調べる
  3. 正解を実現する方法を組み立てる:対策カードを入れる.レベルが足りなければ強化する
  4. 正解に近づいているか確認する:トロフィが上がり具合をモニタリングする

改めて見るとなるほど勉強になるわぁ,とか思ってしまいました.

 

さて自分を振り返ってみると,仮の正解(仮説)を置くのが結構苦手だったりするわけです.

自分が同じ質問をされたら「ホグかペッカを中心にデッキを組み立てればいいんじゃない?ホグは使い勝手が良くてリスクも少ないし,ペッカはカウンターに繋げられるし」とか答えそうです.あんまり筋道だった説明じゃないですねぇ・・・

「良いところや良い性質に着目してそれを十分に活かすにはどうしたら良いか?」と自分は考えがちですが,これではたまたまうまくいくかもしれませんが,なにも障害を取り除いていないですよね.

「何が原因で上手く行っていないか?」と考えるのが問題解決の一番の近道なわけで,「あるべき姿と現状のギャップは何か?」をハッキリさせるのが一番最初にやるべきことですね.

そういえば受験勉強も「苦手潰し」をしたほうが手っ取り早く成績が伸びる気がします.

「○○ならば◎◎だろう」みたいな命題をスパッと作るにはどうしたらいいか,,,直ぐに答えが出ないのでまた今度考えます....

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'18.2.12 目黒雅叙園は久しぶり。田舎者のロジックには理解し難いオブジェクトが多数。