年始なので「今年はどういう風に過ごそうかな?」と考えてますね.
まずは去年の反省を生かしてアウトプットの量を増やそうかなと思います.
そういう書籍を何冊か読んだ気がするので,過去の読書メモを整理してみました.
ということで,関連する書籍と感想を書いてみようと思います.

How Google Works(ハウ・グーグル・ワークス) 私たちの働き方とマネジメント (日経ビジネス人文庫)
- 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/09/02
- メディア: 文庫
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読書メモは下記の通り.
アウトプットの量を上げることとは関係ないことが多いですが,こんな感じです.
スマートクリエイティブとは
市場調査ではなく,技術的なアイディアに賭ける(P102)
自分の商売道具を使いこなすための高度な専門知識を持っており,経験値も高い者.Googleで言えば,コンピュータ科学か少なくとも日々のコンピュータの画面上で起きている魔法の背景にあるシステムの理論や構造を理解している人材 分析力に優れている.データを扱うのが得意で,それを意思決定に活かすことができる.同時にデータの弱点もわかっており,いつまでも分析を続けようとしない.データに判断されるのは構わないが,それに振り回されるのはやめようと考える ビジネス感覚に優れている.専門知識をプロダクトの優位性や事業の成功と結びつけて考えることができ,そのすべてが重要であることをわかっている 競争心が旺盛.成功にはイノベーションが不可欠だが,猛烈な努力も欠かさない.スマートクリエイティブは頂点を目指す意欲に溢れ,それが朝九時から夕方五時の勤務では成し遂げられないことをしっている. ユーザのこともよくわかっている.どんな業界に身をおいているかにもかかわらず,スマートクリエイティブはプロダクトを誰よりもユーザ目線,あるいは消費者の目線から見ることができる 消火ホースのように,ほんとうの意味で斬新なアイディアがほとばしり出る.他の人とは全く違う視点があり,ときには本来の自分とも違う視点に立つ.必要に応じて亀連的に視点を使い分けることができる. 好奇心旺盛.常に疑問をいだき,消して現状に満足せず,常に問題を見つけて解決しようとし,それができるのは自分しかいないと確信している 自発的.指示を与えられるのを待つのではなく,また納得出来ない指示を与えられたら無視することもある.自らの主体性にもとづいて行動するが,その主体性自身が並の強さではない. あらゆる可能性にオープン.自由に他者と協力し,アイディアや分析を誰が口にしたかではなく,それ自体の質にもとづいて評価する. 細かい点まで注意が行き届く.集中力を切らさず,どんな細かいことも覚えている.それは勉強し記憶する力ではない.それが自分にとって重要だからすべてを知り尽くしている. コミュニケーションが得意.一対一でも集団の前で話す時も,話が面白く,センスが良くカリスマ性さえ感じる
ライバルにつ追随するな(P131)
大成功を収めたグーグルのプロダクトも,殆どが強力な技術的アイディアにもとづいている. 大抵の企業ではプロダクト計画をたてるのはプロダクトリーダだが,彼らの立てる計画は重要な要素がかけている事が極めて多い.それは,新たな機能,プロダクト,あるいはプラットフォームの出発点となる技術的アイディアは何か,である 技術的アイディアとは,大幅なコストダウンにつながったり,プロダクトの機能や使い勝手を何倍も高めたりするような,新たな技術の活用法やデザインのこと.そこから誕生するプロダクトは,競合品と比べて本質的に優れている.その差は歴然としていてマーケティングの努力などしなくても,消費者はすぐにそのプロダクトがどのプロダクトとも違うことに気づく 大切なのは顧客の要望に応えることより,顧客が思いもよらないような,あるいは解決できないと思っていた問題へのソリューションを提供することだ プロダクトの地道な改良を続けたり,巧妙な戦術を駆使するのは何も悪いことじゃないが,市場調査を技術的イノベーションより重視するのは本末転倒
データにもとづいて決定する(P210)
ライバルばかり見ていては,本当にイノベーティブなものは絶対に生み出せない.同じようなことをしている他社を負かすだけでは,仕事としてちっとも面白く無い. ライバルを無視しろという意味ではない.ニーチェの言葉に「あなたの敵を誇りに思え.そうすれば敵の成功はあなたの成功にもなる」.ただ,追随はしないこと
毎日会議を開く(P221)
アメリカの哲学者で作家のジョン・デューイは「問題をきちんと述べられれば,半分溶けたようなものだ」と語った データ思考は”パワーポイントによる死”がはびこるのを防ぐのに効果的
6週間毎日午後四時に会議を開いてAOLとの契約について議論する.はじめのうちはあまり進展がなかった.だが,毎日同じ議論を繰り返すことの煩わしさから,広告エンジンの実態に関するデータを更に詳しく分析しようというムードが生まれた.
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