数年前から「好きなことで生きていく」というのをよく聞きます.この考え方は大賛成ですし,美しい論理です.

私も好きな職について好きなことをしているつもりです.が,どうしてもモチベーションが上がらない時期があります.例えば,自分が気乗りしないテーマに配属されたり,雑用ばっかりと.

そんな事があったのでモチベーションというものに関してちょっと考えてみました.そんでもって今更ながらモチベーション3.0を読んだり,Youtubeをザッピングしてみたりしたんですね.

 

モチベーション3.0

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

  • 作者:ダニエル・ピンク
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/07
  • メディア: ハードカバー
 

本書で主張されていることの背景やらなんやらを事細かく書くとすごく大変なので,「明日からできるアクション」的な部分だけを抜粋してメモを載せます. 

 

モチベーションを目覚めさせる9つの戦略モチベーションを目覚めさせる9つの戦略

1. 「フローテスト」を受けてみる
* 「フロー」を生み出していたのは,どのようなときだったか?そのときはどこに居たか?誰と一緒だったか?

* 一日の中でフローに達しやすい時間帯があるだろうか?その発見に基づいて,一日の予定表を作り変えられるだろうか?

* 最適経験をもっとふやし,ぼんやりしたり,集中できない時間を減らすには,どうしたらいいか?

* 仕事やキャリアに疑問をかかえているなら,内発的動機づけというあなたの本来の原動力について,このエクササイズからわかることはあるか?

2. まず大きな問いかけをする
* 自分を一言で表す文章は?

3. 次に小さな問いかけをする
* 昨日よりも今日は進歩しただろうか?

4. ザグマイスターをとる
* デザイナーのステファン・ザグマイスターのマネをする.彼は定期的にオフの時間を設ける.そのときのアイディアが次の仕事に役立つ.

5. 自分自身の勤務評価を行う
* 小さな目標を設定する.そうすれば自分を評価する時期が来たときに何件かの課題はもうすでに完了している

* 仕事が大きな目的にどのように関連しているか,あらゆる側面から理解しておく

* 徹頭徹尾,率直になること.このエクササイズは,パフォーマンスの往生とマスタリーの達成を目的にしている.失敗を正当化したり,自分の過ちをごまかしたり,そこから何も学ばないならば単に時間を無駄に過ごしただけになる

6. オブリーク・ストラテジーズで行き詰まりから抜け出す
* あなたの親友ならどうするだろうか?あなたの過ちは隠れタイトである.最も簡単な解決策は?反復は変化の形だ.簡単にできることを避けるな.

7. マスタリーへ近づく5つのステップ
* 意図的な訓練には,実力を上げるという一つの目的しか無い.意図的な訓練とは,遂行能力を上げて新たな目標を定め,毎回少しでも向上するように全力を注ぐこと

* とにかく反復する

* 批判的なフィードバックを絶えず求める.実態を知らなければ,上達の術は得られない

* 改善すべき点に厳しく焦点を合わせる.上達する人は弱点に取り組む

* 訓練の過程の精神的,肉体的疲労を覚悟する 8. ウェバーに倣い,カードを使う

9. 自分用のモチベーショナル・ポスターを作る

 

会社,職場,グループ能力を向上させる9つの方法

1. 補助輪付き<20%ルール>を試してみる

2. 同僚間で「思いがけない」報酬を推奨する

3. 自律性をチェックしてみよう
①. 課題に対して,どのクリアの自立が認められているか ex主な責務と日常業務について

②. 時間に関して,どのくらいの自立が認められているか ex出社時間,退社時間,毎日のスケジュール

③. チームに関して,どのくらいの自立が認められているか ex普段ともに仕事するメンバーをどの程度自由に選べているか

④. 仕事の手法に関してどのくらいの自立が認められているか ex主要な責務を実際にはどのように行っているか

4. コントロールを手放すための3つのステップ

①. 目標設定を一緒に行う

② 支配的な言葉を用いない

③. 時間を確保する

5. 「目的は何か?」と問いかける

6. ライシュの代名詞テスト

自分たちをWeと呼ぶ

7. 内発的動機づけを利用するシステム設計

* 快適に参加できる環境を整える

* ユーザにジユ裁量を与える

* 可能な限り,オープンシステムを保つ

8. グループでゴルディロックスを推進する

* 多様なメンバーで構成されたグループを編成する

* 「競争の無いグループ」にする.競争はほとんどの場合うまく行かず,内発的動機づけを損なう.競争で履く「共同」「協力」

* 業務を移管する.担当業務に退屈している人が居たなら,すでに習得したスキルを用いて他の人を教育できないかどうか,試しに任せてみる

* 目的によって活力を与える.報酬を与えて動機づけしてはいけない

9. オフサイト・ミーティングの代わりに,フェデックスデーを設ける

 

 

 Youtube

私はよくキンコン西野さんのYoutubeラジオをよく聴くのですが,ちょうどモチベーションに近いことを述べていたので,抜粋します.

www.youtube.com

  • モチベーションは結果が出て上がる.行動して結果が出てからモチベーションはあがる
  •  不向きな競技に手を付けている人はモチベーションが湧いて出てくる人にはまず勝てない
  • 25歳で自問自答して寝食を忘れてできることに取り組むべき

 

 同じくMBさんというファッション関係のチャネルを運営したり書籍をたくさん出している方の話も参考にしてみました.

www.youtube.com

 9:30あたりを抜粋すると次の通り.

  • 好きなものやしたいことない人はいない.本当はみんな「好き」を持っている
  • しかし社会性がそれを邪魔している.悩むべきは「それをいかに仕事にするか」
  • 好きなものは度合いがある.どのように仕事にするかは方法論でる.好きで突っ走っているとそれだけでそれだけで面白い
  • 好きの度合いが低ければ度合いをチューニングしなければいけない
  • 方法論については考えれば出てくる.一日一時間などの時間の積み重ねでわかってくる
  • 何かしながらでは駄目.机にパソコンに向かうこと.

 

 おわりに

 モチベーションが下がる要因を軽減したり,自分の裁量を増やしてもらうように働きかけたりすることで,意欲が湧いてこればいいなと思います.

まいどまとまりのない文章ですが,そんな感じで.