読書メモ.こんな本を読みました.

 

自分の考えを「伝える力」の授業

自分の考えを「伝える力」の授業

  • 作者:狩野 みき
  • 発売日: 2014/06/05
  • メディア: 単行本
 

 

 

Pre-lesson
  • 意見が言えない原因
    • ①「自分の意見が間違っていたら嫌だから」という気持ち
      • 正しいか正しくないかよりも「説得力があるかどうか」
    • ②「意見を言って、その場の空気を乱したくない」という気遣い
      • 意見を伝えること自体が貢献になる
      • 人間は一人ひとり違うからこそ素晴らしいという意識が大事
      • 自分だからこそ言える意見で貢献しよう
LESSON 1
説明の手順
  • 自分が伝えようとしている「何か」を自分できちんと理解する
  • 説明の手順は
    • 1、最初にシンプルかつじゅうぶんなていぎをもってくる
    • 2、詳細説明は「何を入れて、何を捨てるか」
    • 3、詳細の並べ方は逆ピラミッド
  • たとえば企画書の手順は①提案内容を一言でいう、②企画内容を一言でいう、③根拠、④定義を補足、⑤いつ、どこで、だれが、どのように行うのか.⑥その他必要な情報
相手にきちんと理解してもらえる意見の伝え方のコツ
  • とにかく結論を先に言う
  • 相手にあった話し方で話す
  • 話全体の流れを見せる、これから何の話をするのか予告する
  • 大事な箇所は繰り返す
  • 断定的な口調を避ける
  • あくまでも自分の一意見であることをアピール
  • 手を効果的に使う
  • 相手の目を見よう
  • 伝えるための「良い声」を意識する
意見の達人になるためのエクササイズ
  • 結論を先に言う人になるためのエクササイズ
    • 何かトピックを決めて、「これについてどう思う?」と自問自答してみる
  • 一分しかない相手に話すというシチュエーションを想像する
LESSON 2
その質問は議論に貢献するか?
  • 議論というのはブロックを積み上げていく作業
  • 完成体が決まっているものは「議論」とは呼ばない
議論の内容をきちんとりかいするために
  1. 発言をよく聞く、
  2. メモを取る
  3. 理解できない個所は質問する;「聞き辛いから、ま、いっか」というのは決してしてはいけない
  4. それぞれの発言に対する好き嫌いなどの感情は保留する
Six Thinking Hatsを応用する
  • Six Thinking Hatsとは?
  • 白(事実)、赤(感情)、黒(悪い点)、黄(良い点)、緑(新しいアイディア)、青(全体をまとめる)
価値のある反論をする
  • プロセスは
    1. 反論できる価値のある発言を探す
    2. 反論できるだけの根拠があるか考える
    • 根拠がない場合、反論するための情報が不十分な場合 質問する
    • 根拠がある場合 反論する
  • 反論する価値が一番あるのは主流派の意見
    • 主流派の意見は、そのものずばりがメモ上に現れないことが多い
    • あぶり出しのコツとしては、メモに書いてある「○○に賛成/反対」「○○すべき/すべきではない」という風に2つの極に振り分けてみる
  • 反論できるだけの根拠があるかを考える
    • なぜそう言えるかを考える
    • 事実まで落とし込んだ根拠は、証明できるだけの説得力がある
  • 「私は別意見なんです」と前置きすれば、角を立てにくい
    • 議論に関係のないコメント・質問はしない
    • 「先ほど○○とおっしゃいましたが」と言う癖を付ける
    • 代替案を引き出す
    • グレーゾーンを探そう
    • 自分の経験を話す
    • 角の立たない質問のコツ
    • 「実際にやってみたらどうなる?」
    • 「他に根拠はない?」
    • 「究極のゴールは何?」
    • 門外漢だからこそ、自分なりの味をつけよう
    • きちんとしたことを言ったとおもうなら、堂々としていよう
脱「コメントが苦手」エクササイズ
  • 初級編
    • 人の話をきちんと聞く
    • 話の中で「良いな」と思うところがあったら、具体的にほめる
  • 上級編
    • 他人の意見を聞いてよいところをほめる
LESSON 3
  • 自分の意見を気持ちよくやり取りする15の方法
    • この世に間違った意見など無い
    • 相手は審査員ではない
    • 聞いている方も目を見よう
    • 人の話は最後まで聞こう
    • 「理解できているか?」と自分の理解度をチェックしながら聞く
    • 「まず受け止める→自分の主張に移る」が鉄則
    • 他人の良い意見は潔く認めよう
    • 質問を質問で返さない、質問には真正面から答える
    • 「反論=人格否定」ではない
    • NOは相手からの質問だと思う
    • 痛いところをつかれても、まずは受けとめて確認
    • 「私は別意見なんです」は最強フレーズ
    • イチャモンや重箱の隅をつつくような発言が出ても、相手のペースに惑わされない
    • 知ったかぶりをしない
    • 話が噛み合わないときは、「暗黙の前提」を探してみる
議論の達人になるためのエクササイズ
  • 議論の疑似体験エクササイズ
    • 自分のこととして真剣に考える
    • 例)本当に使える英語とはグローバル社会で通用する英語→グローバル社会で通用する英語って?→意見を伝え合うことができるだけの英語力
    • 議論のスピードについていくためには:「他人の言っていることを理解するのに時間がかかる」場合は、テレビなどで誰かが話しているのを耳にしたら、「結論は何か、この人が一番伝えたいメッセージは何か」と自問自答する癖をつける
    • 議論で何かを言いたくても言語化するのに時間がかかる人は、普段からなんでも言語化する癖をつける.たとえば「今日のランチは牛丼がいい.なぜならば肉と玉ねぎの絶妙なコンビネーションがどうしても食べたい」など
LESSON 4
徴収とのアイコンタクトは、後ろに座っている人から
自分の言葉で、本音を語る
「語る資格がある」ことをアピール
数字は、聴衆がイメージしやすいものに加工する
一に練習二に練習
イントロは、「面白さ」より「全体の予告」にすることが大事
聴衆と自分を同じレベルに置く
現行は読まない持ち込まない
メモにはキーワードだけを載せる
スライドには文字を詰め込み過ぎない
「自分に関係有る話」と思わせる
ジョークは必須ではない
服装は、「どう見られたいか」を考えて