ほぼ日刊イトイ新聞に倣って続けている毎日ブログエッセイ。毎日続けようとするとネタ切れに遭遇します。
ネタが切れたらTwitterでバズっているものを参考にすればいいやと思いまして、今日は
「誰にでも分かるように説明できる人=頭がいい」論争というものを扱います。
この論争は最近そTwitter(現X)上で加熱していました。どうやらTV番組で誰かがそんなことを言ったみたいです。
分かりやすく説明することにも限界がある
この論争に関して私はどう考えているかというと、なるべく理解しやすく平易に説明する必要はあるけど、平易な説明の理解にも限界がある、といったところですかね。
まず、相手にどの程度理解してもらうというのがあると思います。"なんとなく分かった気分になってもらう"というのはそんなに難しくは無いと思います。方便とテクニックで何とかなるのかと。
難しいのは、"相手に難しい概念を正確に理解してもらう"という事でしょうか。例えば相対性理論というのがあります。相対性理論を正しく理解してもらうには、どうしても専門用語や慣用表現を多用する必要があります。専門用語をいちいち砕いて説明していると日が暮れてしまいます。慣用表現を使わないと長くなりすぎます。正確性を追求するのであれば、どうしてもわかりにくい表現になってしまいます。
特許の文章がまさにそうで、一意の表現にするにはどうしても分かりにくい文章になってしまいます。
もし、説明の天才がいるとすれば、それは”中学生にでも分かる言い回し”が得意な人なのではないでしょうか。「誰にでも分かるように説明できる人=頭がいい」という事ではないと思います。
コメント