毎日ブログ。本日は最近気になった面白記事から。タイトルが雑です。
分かりやすいものを見下す
この間こんな記事を読みました。
要約するとこんな感じでしょうか。
- 人間は、複雑すぎるものに対しては不快を感じたままにその対象を攻撃したり、単純すぎる情報や刺激に対しては快を感じられず、「もの足りない」と言ってこれもまた攻撃を加えようとする
- この中間に快感を最大にする「覚醒ポテンシャル」が存在するのではないか、という理論を心理学者のダニエル・バーラインが提案している
- 「あの作品はわかりやすい」と敬遠して、見ることすらしないのは、「刺激のもの足りなさ」という時点で思考停止してしまい、それ以上に思索を深めることのできないその人物の知的怠慢さないしは知的水準が劣位にあることの表れ、と見ることもできてしまう
”知的怠慢”という言葉にグサッと来ました。私も難しい事柄については理解を諦めて、「そういうもんだ」と思ってしまいます。
キーエンスのデータサイエンティストの記事
あとこれ
重要な個所は下記のとおりです。
- データサイエンスにおいては、ビジネス課題特定のスキルがとりわけ重要である。実際の業務改善のアクションや故障の低減などの成果につながらなければ、意味が無いので。
- 課題の設定は結構難しい。著者は、例えばお客さまの工場から「気泡が発生し不良品が出ている」と相談されて分析してみたが、報告するころには経穴していた。現場でいくつかのセンサーデータで数日前から異常値が出ていたと気づき、そこを直すだけで問題は解決していた
- このケースで最初に聞くべきだったのは、不良品が出ることによる損失額と、いつまでに答えが欲しいかという期限でした。
ここら辺の感覚を養うために河本教授の著書「データドリブン思考」を読み返している
課題設定は確かにむずいです。現場とかお客さんは「データを分析してくれ」と言いますが、そこが一番重要じゃないことが多いです。
ちょうどこういうことに言及したポストがありました。
凄い成果を出す人の多くは、取り組む課題のチョイスが抜群に良い。
— ふろむだ (@fromdusktildawn) 2024年3月23日
ところが、我々は、目につく課題になんとなく取り組みはじめ、それを解くことに一生懸命になっているうちに、これは本当に解く価値のある課題なのか?と問うことを忘れてしまうのである。…
要点は下記。
- 我々は、目につく課題になんとなく取り組みはじめ、それを解くことに一生懸命になっているうちに、これは本当に解く価値のある課題なのか?と問うことを忘れてしまいがち
- 凄い成果を出す人の多くは、凡庸な問いをスルーして、センスのよい問いを発し、センスの良い問いに答えようとする。
- 解くべき価値のある課題を見抜くことに力を入れ、課題の価値を見極めるために、課題を試しに解き始める。損切りも早い。
自分で仕事を作るにはどうしたら良いのか?と考えることがありますが、恐らくこういう事なんでしょう。こういうセンスってどうやって磨くのか、というのの答えは分かりませんが、下記のようなものも答えの一つなんだと思います。
マッキンゼーの「問題解決に関する、伝説の社内資料」が書籍化した本があるのでガチ紹介を(長文です)… pic.twitter.com/GBtBYjfQFu
— もとやま📚著書『投資としての読書』 (@ysk_motoyama) 2024年3月23日
共感は大切
最後はこれ
職場で共感が重要。特に管理職。効率性を追求するあまり、より深いレベルで効率的であることを無視しがち。という内容について書いてあります。
そういえばうちの職場の組織長はやたら共感するような気がしますが、こういう事なんでしょうか?
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