今日は書籍のメモ。
「世界で一番やさしい考え方の教科書」という書籍を読んだのでメモ。
考え方の循環サイクル
- 「認知する」→「思考する」→「行動する」の繰り返し
- 認知とは、「言葉の認知」「状況の認知」「意図の認知」
- 思考とは、「問いを書きだす」「順番を付ける」「問いに答えを出す」「なぜ?具体的には?で深める」
- 思考を深めて気づきを得る
- 行動とは、「話す」「集める」「休む」
認知することについて
- 言葉の認知のコツは「単語をとらえる。あやふやな単語をそのままにしない」「文章をとらえる。曖昧な文章を見逃さない」
- 状況に認知のコツは「主語と目的語を明らかにする」「事実と思いを切り分ける」
- 意図の認知のコツは「自分の言葉で確認する」「自分の主張は一旦忘れる」
思考の4つのステップ
- ステップ1:問いを書きだす。考えるべきことを考える。例)請求書のフォーマットはどんなものが良いか?営業への説明はどうするか?
- ステップ2:考えるべきことに順番を付ける。例)全体の行程はどうなるのか→顧客への説明はどうするのか?→営業への説明はどうするか?という順。
- ステップ3:問に対する答えを出す。頭に浮かんだことをそのまま書く。結論を書ければいいのだけど、それだと手が止まってしまうので思うがままに書く。新たに生まれた問をThink listに加えておく。
- ステップ4:「具体的には?」「なぜ?」で思考を深める。例)営業に説明する→なぜ?「使ってもらうため」「後で存在を知らないと言われそうなので」具体的には?「説明会を開く」「事前に部長に説明してトップダウンで働きかけてもらう」
シーン別の定番の問い
- ゴールは何だ?「何のためにやっている?」「どういう状態ならば終了?」「相手は何を知りたい?どうなってほしい?」「何が分からない?」
- 論点はなんだ?「何を決めたいんだっけ?」「それってゴールの為に必要?」
思考に時間がかかるわけ
- 考える速度が遅いのではなく、悩んでいる時間が長い
- 思考の足踏みに気づくには、「ペンが止まる」「パワポのオブジェクトをいじりだす」「20分経つ」
- 思考の足踏みを解消するには、「話す。相談や壁打ち」「集める。情報収集、ヒアリング」「休む。脳をリフレッシュ」
洞察
- ゴールを達成するためにまっすぐに突き進む問いではなく、より多くの気づきを得るための問いが洞察
洞察の定番の問い
- 抽象化:一言で言うと?名前を付けるとしたら?極端に言うと?
- 構造化:パターン化すると?構造化すると?3つの要素に分けると?
- 例示/置き換え:身近なものに置き換えると?何かに例えると?
- 目的・狙い:どういう意図があるのか?
- 時間遷移:X年後は?
- 憑依:顧客の立場、経営者の立場、相手の立場なら?
- 影響:XXがあることで何が起きるか?具体的には誰がどう困るのか、だれがどうれしいのか?
- 要因:XXXと感じるのはなぜか? XXという状態や結果になるのはなぜか? 違いを生み出している源泉は何か?
- 改善:何を変えたらもっと良くなるのか? 本当にそれだけで良くなるのか?
- 示唆/教訓:ここから何が言えるのか?
所管
相応しい問いを立てるのに方法論というか方向を示しているところが、今まで読んだものにはなかったな、という感じでした。問いを立てるというのに初めて気づかされたのは、昔読んだはてなダイアリーの匿名版ですかね。
なんか自分で問いを立てると変な方向に向かいがちですが、良いものは真似しようと思います。
コメント